木造住宅密集地域に建つ2階建て住宅です。床面積以上の拡がりを感じられることと、快適で健康的な住宅であること、ランニングコストを抑えられることの三点がクライアントからの要望でした。
スキップフロアを繋ぐ階段を中央に設け、屋上テラスへ至る塔屋部分を環境装置として積極的に活用することで、クライアント要望を実現しました。
具体的には以下の三点となります。①夏は日差しを遮り、冬は効果的に取込む屋根形状。②煙突効果によって無風時でも自然通風を確保。③無垢材や漆喰等の調湿性能が高い素材の採用と、断熱仕様のハイスペック化。
塔屋部分の環境装置化はランニングコストの低減だけが目的ではなく、住宅密集地でありながらも明るく拡がりのある空間を生み出すことに繋がっています。
※本プロジェクトは、クライアント事情により基本設計段階で中断中です。
名称 幡ヶ谷の家
所在地 東京都渋谷区
竣工 未定
床面積 69.63㎡
構造 木造
階数 2階建て
塔屋部分の形状を工夫することで、空間の拡がりや省エネ効果などの様々な付加価値をもたらします
北西側外観イメージ
南東側外観イメージ
内観イメージ(2階キッチンから南を見る)
内観イメージ(階段から北を見る)
1階平面図
2階平面図